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フライヤーのよくある不具合 油温過熱防止装置とリセットボタンについて
厨房機器をお持ちの方は使っている機器の中でも、フライヤーはとても使用頻度が高い厨房機器なのではないでしょうか
1日の業務の中でも何度も使う上に取り扱っている食のジャンルによっては生命線とも言えます。
もしもそんな使用頻度が高い機器が使えなくなってしまったらと思うと恐ろしいですよね。
しかし実際に不具合から稼働しない・・・、壊れた!という声も少なくありません。
よくある不具合の一つ『種火がつかない』現象。その中でも原因の多い
油温過熱防止装置について今回は解説していきたいと思います。
油温過熱防止装置とは
油が異常に過熱された際に油温の異常過熱を防止する為の加熱停止装置です。
火災を防ぐため、現在では全てのフライヤーに取り付けられています。
安全装置としてフライヤーに設置されていますが、
油の異常過熱以外でも防止装置が作動する場合があります
~異常過熱以外での作動例~
・油量が少なすぎる
・冬季に室温が低くなる
・ぶつかった時や、振動が加わった時
油温過熱防止装置が作動した場合
万が一何かしらの要因で油温過熱防止装置が作動してしまうと、
種火が保持しないなどの現象が起きてしまいます。
また、種火が点火しない為、過熱できなくなってしまいます。
したがって、フライヤー自体が壊れてしまったと思われてしまう方も多くいらっしゃいます。
しかし、油温過熱防止装置にはリセットボタンが取り付けられているので、簡単に防止装置を解除し再度使用可能にすることが出来ます。
メーカーや型番によって違う
リセットボタンの場所
油温過熱防止装置にはリセットボタンが取り付けられている旨を作動した場合にて触れましたが、
メーカーや型番によって取り付けられている場所が全く違います。
また、ボタンの形も全然違ったりします。
マルゼン ≪MGF系≫
機械下内側の左右どちらかに銀色の四角いBOXがあり、
そちらにボタンがついてるので指に跡が残るくらい強く押してください。
マルゼン ≪MIF系≫
機械下に銀色のBOXがあり、そちらにボタンがついてるので強く押してください。
手前は油温過熱防止装置、側面は空焚き防止装置です。
タニコー ≪NB-TGFL系≫
前パネルを開けて油温過熱防止装置の銀色キャップを先端の細いもので外します。
黒いボタンが出てくるので、指に跡が残るくらいに強く押してください。
タニコー ≪TGFL系≫
機械下のガス管接続口に赤いボタンがありますので、そちらの赤いボタンを強く押してください。
とてつもなく固い為、メーカーの取り扱い説明書にも指に跡が出来るくらい抑えるよう記載があるくらいです。
手袋なり、抑えることに特化した工具等の用意をおすすめします。
まとめ
如何でしたでしょうか
今回は油温過熱防止装置について解説させて頂きました。
本来は使用者を守る為についている安全装置なので、必要だから装備されているのですが
場合によってはとても邪魔に感じられる方も多くいらっしゃると思います。
しかしながら、万が一火災へつながってしまった場合を考えると・・・
あった方が、取らなければよかったと後悔してしまうと思います。
火災で全て失くしてしまうくらいなら、うまく付き合っていく事をチョイスされることをお勧め致します。
皆さんがお使いのフライヤーにも油温過熱防止装置ボタンがあると思いますので、是非一度ご確認下さい。
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これからフライヤーの購入検討されていらっしゃる方は、是非無限堂までご連絡下さい!