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オカムラ シルフィチェアの分解方法
オカムラのシルフィチェアはテレワークなどで1番選ばれているチェアです。座りやすさとか高い機能性で選ばれていますがもし壊れたら修理できるでしょうか?オカムラさんのサービス部門をしている会社が修理を受け付けていますが修理費用で中古のシルフィチェアが買えるほどかかります。ということでダメ元で修理してみようと思う方に分解方法をお伝えします。事前にお伝えしますが機械部の分解はきっと後悔しますのでおやめになられた方が無難です。それでも、という方は自己責任でチャレンジしてみてください。
1.シリンダー
シリンダーをもって本体を下にたたいてやれば外せますが固い場合はシリンダーにパイプレンチをかませて左回りにねじると簡単に外れます。
2.背もたれ
背もたれを外します。肘付きの場合は肘部も外しておいてください。背もたれの付け根の部分で固定されています。8ミリの六角レンチで外します。
本体座面側にナットが入っていて背もたれのボルトを外すと下に落っこちてきてしまいますのでなくさないようにしてください。
3.座面
次に座面を外しますが座面下のスライド固定部分を持ち上げて両サイドのレールのツメをマイナスドライバーなどで押し下げて本体部分を後ろにスライドするようたたいて外します。
座面を外すとこんな状態です。次に座面を受けていた鉄板部分はネジ10個をドライバーで外せばとることができます。
4.プラスチックベース
その下のプラスチックベースは固定されていないので簡単に取り外せます。
これで機械部分が現れました。
一般の方が分解できないようトルクスの星形のボルトで固定されています。
T4のトルクスレンチで上部の前後のボルトを外していきます。
ボルトを外すと「ガシャン」と音を立てて上部が持ち上がり内部が現れます。
5.リクライニング
後部にリクライニングの機械部分があり、この上から挟み込まれているプラスチック部分が外れていたりしてリクライニングできなくなっています。これを正常に動くようにしてやれば直すことができます。
が、しかしここからは、先ほど外したフタ部分にあたるパーツを元に戻すのがかなり技術が必要です。バネ部がきれいにおさまるようにフタをします。これができないと元に戻りません。
ここまでシルフィチェアの分解方法をご紹介してきました。
フタを戻す作業は一度外してしまったら『後悔してももう遅い、やればできる』です。
難航すること間違いなしではございますが、頑張ってください。